海外移住者が知っておきたい「がんの検査法」、PET-CT検査

一生のうちに2人に1人は何らかのがんにかかるといわれている「がん」。海外移住時に日本にいる家族が「がん」にかかったり、自身が「がん」にかかる可能性もあります。「がん」は、いかに早期発見するかが重要です。診断方法は色々ありますが、今回はPET/CT検査法をご紹介します。

1.がんの早期発見に有効なPET-CT検査とは?

PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射性医薬品を体内に注入し、体内から放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化する方法です。

一方、CTは一般的な検査でご存知の方も多いと思いますが、Computed Tomographyの略で、体外からエックス線をあてて身体の断面を撮影する検査です。

このPETとCTを融合して画像化するのが、PET-CTです。機能画像であるPETに形態画像であるCTを組み合わせることで、診断の精度を上げることができるため、がんの診断や治療効果の判定などに用いられています。

このPET-CT検査のなかでも、特にブドウ糖の代謝をみる18F-FDGという薬剤を使用した検査が大半になっていて、保険の適用も「早期の胃癌を除く悪性腫瘍」で約50もの悪性腫瘍の診断に用いられています。

2.PET-CTの検査方法と費用

検査は18F-FDG注射後、約1時間安静にしてから撮影が始まります。撮影は細長いベッドに横になっているだけの検査ですが、撮影時間は20分~40分ほど。場合によっては追加で撮像をすることもあります。

このように検査といっても特に痛みを伴うものでありません(非侵襲的検査)。放射性医薬品を体内に入れますが、副作用もほとんどなく気になる被ばく量もX線と同程度なので安心して検査を受けることができます。

費用としては、検査項目によって7万円ぐらい~数十万円と幅があります。例えば所沢にあるクリニックではベーシックな検査として7万円でPET-CTの検査を受けることができますね。

健康診断の目的でのPET/CT検査は保険適用にはならないので、日本居住者でも海外居住者でも費用は共通です。健康管理は海外でも非常に大切です。費用も安くはありませんが、早期発見が命にかかわることがあるので考え方次第ですね。

3.PET/CTと人間ドックを組み合わせる

PET/CT検査単体でもいいかもしれませんが、人間ドックと組み合わせることもできます。

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