海外では残業に対してどう考えてる?


日本では終電近くまで働いて、早朝出勤する方も多いと思います。最近、世界で初めて厚生労働省から「過労死等防止対策白書」が発表されました。このような白書を出さなけばいけないほど、過労死等の歯止めが出来ていないのが実情です。では、海外ではどうなのでしょうか?ニュージーランドでの残業についての考え方をご紹介します。

日本とニュージーランドの残業に対する考え方

過労死等防止対策白書のポイント

過労死等とは、業務における過重な負荷による脳血管疾患もしくは心臓疾患を原因とする死亡、もしくは業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による 死亡またはこれらの脳血管疾患、心臓疾患、精神障害を指すとされています。今回、厚生労働省のサイトによると、過労死等防止対策白書のポイント4つあります。

1. 過労死等防止対策推進法に基づく初の白書

2.過労死等防止対策推進法が制定に至るまでの経緯などについて記載

3.過労死等の実態を解明するための調査研究(労働者の労働時間だけでなく、生活時間の状況等の労働・社会面からみた調査や、労災認定事案のデータ ベース構築など)など、平成27年度に行われた過労死等防止対策の取組に ついて記載

4.過労死等防止対策に取り組む民間団体の活動をコラムとして紹介

出典:厚生労働省

日本の残業についての考え方

長年、私も日本の会社で営業として働いていたので、残業をすることはよくありました。前職では「みなし制」を採用しており、月の残業時間は関係なく残業代として給与に加算されていたので、サービス残業かと言われると、どこまでサービスなのかは分かりずらったですね。

残業していた理由は仕事が終わらないから。翌日に持ち越しても、誰もサポートすることはできないので、さらに仕事が増えるだけになります。実際には残業せざるを得ない面もありました。ただ、周りも残業が当たり前だったので、残業は仕方ないよね、という雰囲気でした。

私が感じる日本の残業の問題点は、①サポートの環境がない、②営業の場合だと自分が良くても顧客に対して後ろめたい、③ライバルがいるので気が抜けない、がある思います。これは海外生活をして初めて感じたことで、残業の問題点は本人、会社、顧客の3者の問題でもあるのです。

ニュージーランドの残業についての考え方

日本は過労死等が問題視されていますが、ニュージーランドでそのような話は聞いたことがありません。基本的にニュージーンランドの人を含め欧米系の人は残業をしないことが当たり前。金曜日の15時ぐらいになるとソワソワしだす有様です。有給休暇も最低2週間の取得が義務付けられ、4週間休暇を取ることは普通です。

しかし、移民の多くのアジア人になるとそうはいきません。例えば、現地国で働くことができるワークビザのサポートを理由に残業は当たり前になっているのが現状です。残業代が出ればマシですが、最低時給以下で働いている、サービス残業であることもしばしばです。もちろん、ニュージーランドでは違法になります。

ともかくニュージーランドでは労働法として長期の有給休暇等の仕組みがあるので、会社としてサポートを作らざるを得ない面もあり、有給休暇等のためにサポートを用意しているので残業もサポートできる環境があります。しかも、どの会社も同じなので顧客としても同じサービスになるのが当たり前です。本人としても余暇も大切なので、3者の関係が成り立っています。

何故、海外では残業しないでも大丈夫なのか?

海外移住・海外生活をして思うのは、日本人が残業をしてしまう原因の一番は、日本人独特の性格があるのではないでしょうか。仕事を残すことや残業しないことに対して後ろめたさがある上、顧客やライバル等の他人を気にするので残業しなければという意識になります。

海外では別に残業しないでも仕事が回っているのではなく、皆が同じ環境なので仕事が進まないことに対して理解があるとも言えます。ただ、これはニュージーランドに多くある「期限を守らない」問題を起こしている原因にもなっているので、もう少しは期限は守ってほしいところです。

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