海外邦人援護統計が公表されました。統計から学ぶべきこと

2015年(平成27年)海外邦人援護統計が公表されました。この海外邦人援護統計は、2015年1月1日から12月31日までの間に海外において事故・災害・犯罪等のトラブルに遭遇した邦人に対し行った援護の件数及び人数をとりまとめたものです。


出典:2015年(平成27年)海外邦人援護統計の公表

グラフでは分かりにくいですが、平成27年の援護件数は過去10年において三番目に多く、援護人数は二番目に多い人数ということでした。それだけ邦人が海外に出ることが多く、トラブルに巻き込まれやすくなっているということでしょうか。

海外邦人援護統計の内訳

内訳としては、

1、『事故・災害』は233件(421人)

そのうちの半数は「交通機関事故」、次いで「レジャー・スポーツ事故」

2、『犯罪被害』は4,719件(5,056人)

全体の約3割を占め、最も多いのは「窃盗被害」、次いで「詐欺被害」、「強盗被害」となっています。地域別の援護件数ではアジア地域が前年に引き続き最も多く、邦人の殺人等もニュースで報道されることもありました。

海外移住、長期滞在、語学留学などでマレーシアやフィリピン等に渡航する方が増えているのが一因かもしれません。

3、在外公館別の援護件数ではタイがトップ

大使館や領事館などの在外公館別にみると、在タイ、在フィリピン、次いで、在上海の大使館での救護が多いとのことです。タイは国王の交代やテロなどのトラブルが近年では発生しているので、治安という意味ではよくないとも言えます。

海外邦人援護統計から学ぶべきこと

この海外邦人援護統計では、主な事件・事故の事例も発表されています。犯罪被害ではスリが最も多く、置き引きや車上狙い、ひったくり、空き巣と続いており、スリと置き引きで全体の約7割を占めています

交通機関事故も多いので、海外で移動する際には注意が必要です。

海外でトラブルに巻き込まれたら、大使館や領事館などの在外公館に相談してみることをオススメします。そのためにも現地の在外公館の連絡先をメモしておくと良いですね。

関連サイト:在外公館リスト(外務省)