今後、注目される日本語教師という資格。日本語教師になるには?

外国人に日本語を教える資格として思い浮かべるのが「日本語教師」。海外で日本に興味を持っている方は多く、ニュージーランドの大学にも専門の科があるくらいです。日本語を学びたい方のなかには日本の文化やアニメなどに興味を持ち日本語を理解したいという方や、日本で働くと時給がいいからという意見も多くあります。

最近、下記のニュースを目にしました。

外国人の日本語教育「国に責務」 推進基本法案に初明記へ 労働者受け入れ環境を整備
国内で生活する外国人への日本語教育は「喫緊の課題」であるとし、国と地方自治体に、施策を策定し実施する責務があると初めて明記した。政府は、外国人労働者の大幅な受け入れ拡大を検討しており、日本語教育の推進によって受け入れ環境を整える。

出典:西日本新聞

最近、時給の安いコンビニなどでも人手不足を理由に外国人労働者が増えてきました。今後も労働人口が減ることが想定されるため、日本政府も外国人労働者を受け入れざるを得ない状況になっています。ただ、単に受け入れるだけではなく、日本語を理解していなければ様々な問題が起こりえるので対策は必須です。

そのためには日本語を教えることができるスキルがとても必要とされます。日本語教師をしている友人曰く、「日本語が話せる」ことは「教える」とは違うということです。英語を話せるネイティブが文法まで丁寧に教えられるかというと難しいでしょう。日本語も同じですね。

日本語教師になるためには

実は、今のところ日本語教師になるために絶対に必要な免許や資格はありません。小学校、中学校・高校で働く教師のように教員免許を取得しなくてはならないということはないので、誰でも日本語教師になることができます。ただ、日本語学校が少ないので就職も難しく、日本語教師としての給与も高くはありません。

民間の日本語学校で教える場合は、日本語教育能力検定試験の合格などを採用条件に挙げていることがあります。日本語教師の資格を取るということは、主にこの試験に合格し、必要な実地経験をすること意味しています。その合格率は約25%前後で、決して簡単な試験ではないことがわかります。

特に、文化庁は「教員養成のための教育内容についての報告」で日本語教育に関する経験を修得するには420時間以上の履修が必要としています。そのため、420時間の実地経験が必要だとされている所以です。ただし、民間の日本語学校で資格を持っていないのに採用されるケースもあります。

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海外での日本語教師という仕事

海外で役立つ資格として日本語教師が注目されていますが、意外とニュージーランドでは資格を活かすのは限られています。なぜなら、日本語を教えるにあたって日本語教師は絶対に必要な資格ではない上に、ボランティアで日本語を教える方もいるためです。

もちろん大学などで先生をすることもできますが、そのためには高い語学力と経験、そして人脈がとても重要になってきます。どの資格でも同じかもしれませんが、すぐに生活できるまでには多くの時間を割かないといけません。もし取得を考えているのであれば、取得後にどのように活かすかも考えておかないと持ち腐れになりかねません。

ただ、これから日本で日本語教師はニーズが高まる可能性が高いので、海外移住を考えている方は日本に帰国した際にも役立つ資格として取得を考えてみてもいいですね。

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