海外移住・海外生活のためのマネープラン

海外生活と聞くと、別に海外で暮らせればいいやと思うかもしれませんが、将来も見据えて海外生活をどのように送るかが大切です。そこで、より良い人生設計を作るのにかかせないのが「マネープラン」。マネープランは夢や目標を実現するための支えとなります。

マネープランを考える

一般的なマネープランとは

ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談すると、まず最初に現状を確認をし、目標を明確化して、将来のイベント(結婚や出産など)や希望の優先順位、そして収入と支出を確認するのが一般的です。つまり、夢や目標に向けた将来のマネー計画表です。

「海外移住のマネープラン」と「一般的なマネープラン」の違い

マネープランを作成する上で最初にすることは、現在、どのような資産をどのぐらい持っているか、そして、支出をどれくらい出しているのかを把握することです。

まず、資産としては不動産のみならず銀行の預貯金、支出としては生活費や家のローンなど、お金に関する情報をすべて書き出します。

ただし、一般的なマネープランは日本居住者を対象としたプランなので、海外移住をするにあたっての費用や海外生活でかかる費用などを自分で加味する必要があります。

例えば、日本と現地国の交通費、現地国での納税、通信費などの費用など海外生活で必要な費用を事前に調べておくことが大切ですね。

海外生活にかかる費用例

一般的にかかる費用を海外移住前後でまとめました。滞在目的や家族構成によって変更が必要ですが、移住前後の住民税などの税金には特に注意が必要です。また、現地の通貨レートとの換算も考慮しましょう。

海外移住(前)

項目
ビザ申請費用(滞在資金証明含む)
国内引越し費・海外引越し費
滞在証明用の資金
戸籍謄本などの書類申請費用
住民税

海外移住(後)

項目
家賃
水道光熱費
食費(外食含む)
通信費(電話・携帯電話・インターネット)
衣服・衣料費
交際費(遊興・旅行含む) 
医療費(保険含む)
一時帰国費
自家用車購入費・レンタカー代
自家用車のガソリン・維持費・保険
学費
ビザ更新費用
現地での税金
現地での一時的な滞在費(ホテルなど)

現地で収入を得るまでの生活費をどうするのか?

すでに現地に就職やアルバイトが決まっている方や年金収入を予定している方もいるでしょう。逆に、これから現地で就職活動をして生計を立てる場合には、新しい職を得るまでの生活費を考えておく必要があります。

もし、現地で職が見つからない場合は海外移住を一旦諦めなければいけないことも起こりえます。また、ビザ(査証)の種類によっては、ビザ申請の際に資金(滞在費があるのかどうか)の証明が必要となるため安易な試算には注意が必要です。

海外生活に必要な費用(私の場合)

私の場合は、現在ニュージーランドのオークランドに在住していますが、一人暮らし(自家用車あり)の場合で月に約18万円の生活費がかかっています。意外と生活費がかかると思われたからもしれませんが、数年前まではそこま生活費はかかりませんでした。

ニュージーランドも移民が増え、生活費が年々上昇している状態です。最低時給もあがってきていますが、物価が追い付いていない状態ですね。このように当初は生活費が少なくて済んでも、経済状況によっては生活費が高騰する可能性もあります。

日本の家計調査年報(平成24年)によると、60歳以降で世帯人数が2・3人の場合は約23万円~29万円かかるとされています。ある資料によると、ご夫婦で約38万円が必要とされる報告もあるので、ご自身の年齢や環境を考慮して、希望に沿ったマネープランを一度、考えみてはいかがでしょうか。

また、ワーキングホリデービザを取得するには、国ごとに滞在資金証明が必要であるため、その資金を含めて一般的に100万~200万円が事前に必要だと言われています。各国の滞在資金証明金額を目安に考えてもいいかもしれませんが、あくまで生活する上での最低金額になります。