海外移住と地方移住の共通点。移住に向けて抱える問題は同じ。

最近、お試し移住が流行している。政府の地方創生が取り上げられてから、地方移住を促進する動きが活発です。移住で大切なのがどれだけ不安を解消させるor減らすことができるかです。実際に移住体験しないと分からないことも多いはず。そこで、移住促進の取り組みをご紹介します。

1.家賃がまったく要らない?住宅補助

地方創生フォーラム

移住促進策として典型的なのが、住宅補助制度。期限付きながら家賃半額負担や丸々すべて負担してもらえるなど様々です。移住してみたものの、生活の不便を感じて移住が頓挫することは移住者と受け入れ側にもデメリットです。そこで、まずは住んでもらおうという試みです。

例えば、福井県鯖江市は「ゆるい移住」として、最大半年を全額負担する取り組みをしていました。では、何がゆるい移住なのかというと、通常は田舎で就業や農業に従事することが条件など地域振興策が目的でしたが、鯖江市は目的を限定していません。

極端なことを言うと、趣味をするために移住しても家賃補助が受けられるかもしれないのです。この取り組みは期間限定だったようですが、また再開するかもしれません。

その他にも鳥取県のとりっと移住では移住する前に暮らしを体験できる「お試し住宅」という取り組みがあります。こちらは家電製品や家具など生活に必要な設備が備え付けられた一戸建ての住宅も準備されています。市町村だけではなく、県単位として取り組んでいる例ですね。

このように今後も色々な住宅補助の仕組みが出ているので、色々と探してみるのも面白いかもしれません。

2.田舎は仕事がないのでは?仕事斡旋

地方移住の際に気になるのが、地方でも仕事はあるのか、収入はどうなるのか、ということ。この不安を解消する方法のひとつとして、仕事を斡旋したり、給与の一部を肩代わりするという取り組みが広がっています。

例えば、福岡県福岡市は「ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ」を開催していす。内容は福岡市が2カ月間給与を企業に代わって負担することもあり、今年はすでに終了しているようですが、地元就職や農業ではなく、今の仕事を続けられるクリエイティブな人材を集めようとしています。

その他にも移住に積極的な鳥取県、県外者を優先する人材バンクシステムで鳥取県への就職情報を掲載しています。それを見る限り、いろいろな業種が見つかりますね。地方といっても仕事が見つからないと決めつけない方がいいですね。

3.近所づきあいは面倒では?ワークイベント

地域住民の行事やボランティア作業に実際に携わる試みを取り入れているところもあります。実は慣れない環境で生活することは想像以上に大変で、せっかく移住したのに近所づきあいに悩んで孤立し、移住が挫折してしまうことも少なくないそうです。

例えば、高知県の「高知家で暮らす。」では、親子ふれあい中山間体験ツアーや山と暮らすツアーなどの移住体験ツアーが開催されています。体験ツアーで現地の人との交流のなかで分かることや同じ移住目的者との関係が構築ができるかもしれません。

都市部から田舎に移る「Iターン」(移住)の場合、近所づきあいで孤立したり、住民とトラブルになったりするケースもあり、自分の仕事と生活だけを考えて移住すると苦労することも多く、共同作業や近所づきあいなど、実際に体験することで具体的な生活イメージを持つことが大切です。

4.海外移住と地方移住の共通点

海外移住と地方移住は一見違うように見えますが、移住という考えからすると同じ問題を抱えています。それは住宅と仕事、そして、新しい環境であることです。

海外移住をしたものの、イメージと実際との相違が大きく途中で日本に帰国することもよくあります。移住先での生活が馴染めず、新しい趣味など見つからない、そして孤独になるという点は海外でも地方でも同じなのです。

海外でも地方でも、まずは生活を短期間でもいいので体験してみること。下見をして、どのような問題があるのか?そして、移住先で何をしたいのかを見つめなおすことが移住を成功させるポイントになるでしょう。

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