【海外移住でiDeCoや積み立てNISAは?】海外在住の手続き

海外移住とideco

海外移住をするとiDeCoや積み立てNISAで積み立てはどうなるのかな

海外生活をすることになると心配になるのが、将来のためのiDeCoや積み立てNISAがどうなるか

日本でiDeCoや積み立てNISAをしている人も多いので、海外移住後でもそのまま積み立てができると嬉しいですよね。

ただ、住民票を抜いて非居住者でも積み立ては継続できるのでしょうか。

海外移住をするなら、将来に備えiDeCoや積み立てNISAのことを知っておかないと後で困ることに。

そこで、今回のコラムでは海外移住をした後のiDeCoや積み立てNISAを解説します。

もし、すぐに海外移住でiDeCoや積みたてNISAがどうなるかや。iDeCoや積みたてNISAの手続きを知りたい方はこちらから読み飛ばしてくださいね。

このコラムの著者
みつき

海外移住FP

プロフィール

元ニュージーランド在住者の海外移住FPみつきです。

このブログでは、「海外で、暮らす、楽しむ。」をテーマに海外移住の行政手続き国内準備海外生活hack一時帰国hackをお伝えしています。プロフィールの詳細はコチラへ。

目次

海外移住でiDeCoや積みたてNISAはどうなる?

非居住者として日本を出国する場合はiDeCoやつみたてNISAの口座は閉鎖し、資産を課税口座に移管するのが原則です。

ご存知の方もいるかもしれませんが、iDeCoとつみたてNISAの違いを説明しておきますね。

iDeCoつみたてNISA
運用期間原則、60歳まで20年
途中換金原則、不可いつでも可能
引き出し原則、60歳まで不可いつでも可能
税制上のメリット運用益が非課税など運用益が非課税

例えば、つみたてNISAであれば口座が閉鎖(廃止)され、既に拠出している上場株式や株式投資信託等は、特定口座又は一般口座に移管されます。

ただ、あくまでも原則です。

ただし、海外赴任で5年を限度に非居住者となる場合には、その出国する日の前日までに「出国届出書」をNISA口座を開設している金融機関に提出すれば口座が維持されます。

共に資格は喪失した後は、運用指揮者として運用することができること知っておきましょう。

運用指揮者とは、掛金の拠出を行わずに運用のみ行う運用者のことです。

iDeCoや積み立てNISAの手続きは?

海外移住などでiDeCoや積み立てNISAの内容変更が必要になった場合には、利用している運営元に連絡しましょう。

ただ、現在、運用しているiDeCoや積み立てNISAが継続できないかどうか、相談してみるのも方法のひとつです。

iDeCoや積み立てNISAは新しく始められる?

結論は、拠出は日本在住が条件となっているので、非居住者は新規に拠出を始めることはできないことになります。

「iDeCo」と「つみたてNISA」の加入条件は以下のようになっています。

  • iDeco:日本在住の20歳以上60歳未満の方であれば、原則誰でも利用可
  • つみたてNISA:日本在住の20歳以上の方なら原則誰でも利用可

どちらも日本在住が条件になっていますね。もちろん、住民登録を抹消せず、住民票を残したまま海外移住をしている場合には新規で始めることができます。

海外移住とiDeCoや積み立てNISAまとめ

今回のコラムでは「【海外移住でiDeCoや積み立てNISAはどうなる?】海外在住のための手続き」をご紹介しました。

海外移住で非居住者になった場合は「iDeCo」や「つみたてNISA」の口座を閉鎖し、税金がかかる特定口座への移行が必要になります。

新規で拠出もできないので、資産運用は別の方法で行うことになりますね。ただし、海外赴任の場合は特例があるので、内容を確認しておきましょう。

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