日本から海外に通信教育の教材や参考書、英語の本をまとめて送りたい
海外生活hackを紹介している、みつきです。日本から海外に通信教育の教材や書籍ををまとめて送りたいと思ったことはありませんか?
そのような時は、特別郵袋印刷物が一般的な国際小包と違って本やカタログ、教材などを送る場合に送料が安くなります。
ただ、特別郵袋印刷物とは何?料金や送り方は?と疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、今回のコラムでは特別郵袋印刷物の料金や送り方を紹介します。
海外移住FP
プロフィール
元ニュージーランド在住者の海外移住FPみつきです。
このブログでは、「海外で、暮らす、楽しむ。」をテーマに海外移住の手続き、海外移住の準備、海外生活hack、一時帰国hackをお伝えしています。
そもそも、特別郵袋印刷とは?
特別郵袋印刷(とくべつゆうたいいんさつぶつ)とは、印刷物(本や書類など)を袋に入れて海外に発送できる方法です。
同一差出人さまから同一受取人さまあてに印刷物を送る際に便利な発送方法です。 専用の郵袋(ゆうたい)に印刷物を入れるだけ。 最大30kgまで送れます(ただし、英国、カザフスタン、ウズベキスタン又は北朝鮮あては20kg)。 航空便・SAL便・船便の中から発送方法を選べます。引用:特別郵袋印刷物|日本郵便
上記のように、一部の国を除いて30Kgまで送れるので、本をまとめて送るのに適しています。
但し、その名の通り印刷物の限定なので、中におもちゃなど入れることはできません。
印刷物の対象は、下記のとおりです。
書籍・カタログ・定期刊行物などの本・雑誌ならまとめて送るなら便利ですね。
では、送料はどのくらいかかるのでしょうか?
特別郵袋印刷物の送料
特別郵袋印刷物の特徴は、印刷物(本や書類など)に限定しているので、送料が安くなる特別な配送方法です。
印刷物として例に挙げられているのは「書籍・カタログ・定期刊行物などの本・雑誌」「カタログ」「手帳・日記帳」「トランプ(プラスチック可)」など。
さらに、配送方法を航空便・SAL便・船便の中から選べることも大きなポイント。
一部、船便などは対応していない国がありますが、EMSと比べると1,000円以上も安くなることもあります。
例えば、アメリカに送る場合の特別郵袋印刷物の料金表は、下記のとおりです。
ここで、もし東京からアメリカのカリフォルニア州に5Kgの書籍を送ると、EMSと比べてどのくらい送料が安くなるかは以下のとおりになります。
なんとEMSで送るのと船便で送るのとでは、6,500円も差がつきました。
もちろん、到着日数がEMSなら約2~3日、船便なら約2~3ヶ月と違いますが、急ぐ必要がない本ならかなり安く送ることができます。
国や地域によっては船便が就航していない場合もありますが、料金は「料金・日数を調べる|日本郵便」で確認してみましょう。
特別郵袋印刷物の料金表は、国際郵便料金表|日本郵便を参考にしてみてくださいね(5ページ目)。
特別郵袋印刷物の送り方
送り方は、指定された郵便局で差し出す際は特別郵袋を出したい旨を伝えたら、宛名記入用のタグを渡されます。
そのタグに受取人や差出人の住所氏名等を書いて、箱と一緒に局員に渡します。
郵袋の中に直接本を放り込んでも構わないのですが、入れるのはビニール製の白い袋か青い袋が一般的なので本が破損する恐れがあるので注意です。
気になる方は、段ボールに詰めることもできます。さらに、濡れないように本をビニールに入れから詰めるのがおすすすめです。
ただ、大きな箱だと郵袋に入らないので、事前に袋の大きさを郵便局で確認しておきましょう。
オプションで書留(アメリカ・カナダ宛を除く)や受取通知もつけることができます。
次に、特別郵袋印刷物の配送を利用する注意点をみていきましょう。
特別郵袋印刷物を利用する際の注意点
ただ、特別郵袋印刷物を利用するのにあたって、注意すべきポイントがあります。
受け付けている郵便局が限られている
特別郵袋印刷物が利用する際に注意したいのが、どの郵便局でも受け付けているわけではないこと。特定の郵便局でのみ受け付けが可能です。
特定の郵便局は、特別郵袋印刷物| 日本郵便から確認ができます。
特別郵袋の処理方法を知らない局員もいるかもしれないので、窓口に持っていく場合には連絡を入れた方が良いでしょう。
追跡サービスがあるのは一部の国のみ
荷物を海外に発送するのに心配になりますよね。書留(追跡サービス)もオプションでつけることができます。
ただ、対象となる国・地域が限られており、アメリカ・カナダ宛てを除かれているので注意しましょう。
特別郵袋印刷物の料金や送り方まとめ
今回のコラムでは、「【特別郵袋印刷物の料金や送り方】海外に本をまとめて送る方法」をご紹介しました。
海外生活をしていると日本の本が読みたくなりますよね。
特に、子どもの絵本などはiPadで読ませたくはないので、やっぱり実際の本がほうがおすすめです。
ただ、本は重いので海外に発送するのは料金が高いんじゃないの?と思われがちです。
国際郵便の色々なやり方を知っていると意外と安く送れることもあります。
是非、このコラムを参考にしていただいて、日本の本を特別郵袋印刷物として送ってみることを検討してみましょう。