海外移住コラム

【回答】海外移住すると医療費が高くなるの?日本の医療制度を海外移住FPが解説します

海外移住と医療費
海外移住すると医療費が高くなるのか知りたい人向け。

「海外移住をすると日本での医療費が高くなると聞いたけど、どのくらい違うんだろう、、、それなら海外移住をやめようかな。」

こういった疑問に回答します。

こんにちは、海外移住FPです。
当サイトでは、ブログを書きつつ海外移住の手続きやコツを紹介しています。

今は健康な身体であっても、住み慣れない海外生活で身体を壊すことや病気が見つかることも心配になりますよね。海外居住をしていると、そのようなときに日本の医療制度が素晴らしいと感じるかもしれません。

このコラムでは、「海外移住するとどのくらい医療費が高くなるのか」や「海外移住と医療制度の関係」が分かります。

そこで、今回は「海外移住すると医療費が高くなるの?」をご紹介します。

海外移住すると医療費が高くなるの?

現地国の医療システムによりますが、日本の医療制度の素晴らしさが実感できます。

現地の医療システムでは医療費が無料になることもあるが・・・

海外移住と言っても国・地域によって医療システムが異なっています。もちろん、医療費も違ってくるので一概には日本より医療費が高くなるかどうかは言えません。

「海外では医療費が無料だよ」といった内容がブログなどに紹介されていることがありますが、正確な情報ではない場合があります。

例えば、ニュージーランドでケガなどのアクシデントや公的な病院での医療費は無料です。病院や診療所によっては初診料を取られる場合がありますが、あくまで原則、無料です。

ただ、ニュージーランドでも公的な病院に行く前に緊急な場合を除いてプライマリケアと言って診療所にまずかかります。そして必要に応じて専門的な治療が必要な場合に公的な病院を紹介されますが、異様に診療までに日数がかかる場合があります。

あくまで公的な病院なので順番待ちが基本で、待っている間に病状が悪化する恐れもあります。

そのため、一般的には私的な医療保険に加入している場合が多く、公的ではなく急いで診療を受けたい場合は民間の病院にかかる場合もあります。

つまり、無料といっても条件つきです。なので、「医療費がかからないから、その国にしよう」と思っていると、とんでもない勘違いをしている可能性があります

日本の医療制度が素晴らしい理由

それでは、日本の医療制度はというと、日本は国民皆保険といって医療を全国民で支えている代わりに誰でも保険を使って医療を受ける権利を持っています。

この国民皆保険は素晴らしいシステムではありますが、不公平を生む原因となるため賛否両論がありますが、海外在住者から見るとかなり素晴らしい医療システムです。

原則、日本居住者は診療や治療にかかった医療費額の3割負担(一部、2割や1割負担も)で済んでいるはずです。医療費が高いといっても実際には7割分は支払っていないことになります。

これが海外であれば10割(全額負担)が原則です。そのため、一般的に海外では医療保険に加入は必須事項です。

ただ、住民登録を抹消して住民票をぬいてしまうと、このシステムは使うことができず、医療費は保険が使えず10割負担となります。

そのため、一般的に「海外移住をすると医療費が高くなる」と言われる理由です。

一時帰国で国民健康保険に加入すればいいのでは?

それでは、住民登録を抹消して住民票をぬいてしまった後、再び一時帰国で日本に入国して診療や治療を受けるときに国民健康保険に加入すればいいのでは?と思われる方もいると思います。

国民健康保険に加入できるかどうは市町村によって対応が異なるので一概には言えませんが、多くの場合は再び住民登録をして加入することができるようです。

ただ、国民健康保険に加入するということは、国民年金保険料の支払いが必要になるということにもなるので、一概に加入したほうがいいかは注意が必要です。

また、国民健康保険料の支払いも入国した当月ではなく、翌月からになるので、保険料を支払わないで日本の医療制度を使うことになるので批判も出ています。

それ以外にも、市町村によっては加入によって過去にさかのぼって保険料を請求する場合もあるので、よく考えましょう。

最後に

海外移住すると医療費が高くなるのか現地国の医療システムによりますが、先進国と言われる国では10割負担が当たり前なので高額になりがちです。

そういう意味では、日本の医療システムは素晴らしいと実感できるので、一時帰国で再び保険を使おうと考える人もいるかもしれませんが、安易な加入はやめておきましょう。