パスポートの本籍変更しないとばれるのかな。バレて罰則があったら困る
海外生活hackを紹介している、みつきです。パスポートに記載事項に変更が生じた場合には、下記のどちらかを申請する必要があります。
- 有効期間が10年又は5年の旅券を新たに申請する
- 有効期間満了日が同一の旅券を新たに申請する(残存有効期間同一申請)
そうなると、どちらにしてもパスポート番号が変わってしまうので、本籍を変更しないままにしておこうと考える人も。
では、パスポートの本籍を変更しないのはバレるのでしょうか。
そこで、今回のコラムではパスポートの本籍変更などの記載事項変更のやり方を紹介します。
海外移住FP
プロフィール
元ニュージーランド在住者の海外移住FPみつきです。
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パスポートの本籍は変更しないとばれる?
旅券法(昭和26年法律第267号)は、旅券(パスポート)の発給、効力その他旅券に関し必要な事項を定めることを目的(同法第1条)とする日本の法律です。
その旅券法第10条において、パスポートの記載事項に変更が生じた場合には、遅滞なく、一般旅券の発給を申請しなければならないとされています。
(記載事項に変更を生じた場合の取扱い)
第十条 一般旅券の名義人は、当該一般旅券の記載事項(旅券の名義人の氏名その他外務省令で定める事項に限る。) に変更を生じた場合には、遅滞なく、第三条の規定により一般旅券の発給を申請するものとする。
海外渡航・滞在|外務省
ただ、パスポートの本籍が確認が必要なことがほぼないため、バレないという意見もあります。
実際に海外旅行などでは本籍が違っていても、チケットが発券されるため、問題なく旅行できます。
なお、パスポートの本籍は変更をすぐにしないでも、特に罰則の規定はありません。
とはいえ、法律上で遅滞なく申請することが必要になっているので、パスポートの本籍変更はバレるバレないではなく、忘れずに新しいパスポートの申請しましょう。
では、パスポートの本籍変更のやり方はどうすればいいのか、次に紹介します。
訂正新規申請と残存有効期間同一申請の違い
パスポートに本籍変更などの記載事項に変更が生じた場合には下記のどちらかを申請する必要がありますが、どちらがいのでしょうか。
- 有効期間が10年又は5年の旅券を新たに申請する
- 有効期間満了日が同一の旅券を新たに申請する(残存有効期間同一申請)
①訂正新規申請と②残存有効期間同一申請の違いは、下記のとおりです。
訂正新規申請 | 残存有効期間同一申請 | |
---|---|---|
新しいパスポートの有効期間 | 発行日から5年または10年 (18歳未満の方は5年のみ) | 元のパスポートの残存有効期間 |
手数料 | 10年用パスポート(18歳以上)16,000円 5年用パスポート(12歳以上)11,000円 5年用パスポート(12歳未満)6,000円 | 一律 6,000円 |
つまり、元のパスポートの残存有効期間によっては「訂正新規申請」の方が手数料が割安になる場合があります。
パスポートの本籍変更のやり方は?
パスポートの本籍変更のやり方は日本でも海外でも同じですが、申請先が異なります。
日本でのパスポートの本籍変更
パスポートの本籍変更など、記載事項の変更が必要な時のやり方は下記の必要書類を揃えて、管轄するパスポートセンターに申請します。
- 有効なパスポート
- 一般旅券発給申請書:1通
- 戸籍謄本(6ヶ月以内):1通
- パスポート用の写真:1枚
- 手数料:6,000円(税込)
海外でのパスポートの本籍変更
海外でのパスポートの本籍変更のやり方は、基本的に日本国内と同じです。
但し、海外での申請の場合は各在外公館(領事館・大使館)などで行います。
なお、一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)は、書式をダウンロードすることもできます。近くに在外公館がない場合などは便利ですね。
事前に必要書類などを在外公館に問い合わせておきましょう。
パスポート記載事項変更のよくある質問
パスポート記載事項変更のよくある質問をまとめてみました。
同じ都道府県内で本籍が変更になったら?
パスポートの記載に変更がないため、同じ都道府県内で本籍を変更した場合は届け出の必要がありません。
記載事項変更してから受け取れる日数は?
申請してから受領までに約6営業日かかります(土日祝や振り替え休日・年末年始期間除く)。海外渡航の際は、受領までに日数がかかることを念頭においておきましょう。
パスポートの本籍変更はいつまでにする?
パスポートの本籍変更に期限はなく、「遅滞なく」となっています。そのため、いつまでという規定はありません。
まとめ:パスポート本籍変更は義務です
今回のコラムでは「」を紹介しました。
結論としては、パスポートの本籍が確認が必要なことがほぼないため、バレないという意見もありますが、法律上で遅滞なく申請することが必要になっています。
パスポートの本籍変更はバレるバレないではなく、新しいパスポートの申請しましょう。