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海外移住で国民年金の任意加入をするべきか?「個人年金保険」

海外移住で住民登録を抹消すると国民年金への加入義務がなくなります。そのため、非居住である海外居住者は、国民年金へ任意加入をするか悩むことがあります。最近の年金問題を考えると加入は悩みますよね。そこで、考え方のひとつとして「個人年金保険」をご紹介します。

 

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非居住者のための個人年金保険

老後のために公的年金に加入したいと思っていても、現在の年金制度への不満や受給金額の減額や受給年齢の延長が報道されるにつれ加入をためらう方も多いと思います。それでも、公的年金には加入して欲しいとは思いますが、保険料の問題もあってなかなか判断が難しいでしょう。

 

そこで、公的年金の代わりとして「個人年金保険」が注目されています。個人年金保険は、老後の生活資金を準備する目的で加入する保険です。通常は公的年金開始までの「つなぎ資金」そして、年金を増やす「上乗せ資金」として考えられています。

 

これが非居住者になると国民年金への加入が義務ではなくなるため、任意加入する代わりの手段として個人年金保険を活用することが増えています。そのため「つなぎ資金」や「上乗せ資金」とは異なり、年金の代わりとしての「老後の生活資金」として考える必要があります。

 

個人年金保険のしくみは、基本的に加入時に決めた年齢(60歳・65歳など)まで保険料を払い込み、60歳以降などから定めた所定の金額を一定期間または終身で受け取ります。種類として「定額型」や保険料の運用を外貨で行う「外貨建」、保険料の運用成績によって年金額が変動する「変額型」などがあります。

 

もし非居住者が公的年金の代わりとして考えるならば、一般的には運用に左右されない「定額型」がオススメです。定額型のなかでも受け取り期間が決まっている「期間固定型」と「終身型」があり、終身型の場合は期間固定型より保険料が高く、年間の受取金額が少なくなります。

 

定額型プラス期間固定型

例えば医療保険ではおなじみのアフラックで期間固定型の個人年金保険を取り扱っています。仮に30歳から<60歳払済、60歳年金支払開始で5年確定年金で月払保険料10,000円コース>を選択すると、年間受取額が754,140円、総額で3,770,700円と試算されました。

 

支払い総額が3,600,000円なので、払戻率が104.7%となりました。この払戻率は、総支払額に対して総受取額の割合で数字が大きいほど得をしているとも言えます。そのため、払戻率は個人年金保険を選ぶ際の基準になりますが、払戻率だけではなく総合的に判断する必要があります。

 

※試算は保険内容や条件によって異なるため、詳細はご自身でご確認ください。

 

定額型プラス終身型

一方、終身型の場合、通常は年金支払開始日以後10年間の年金が保証され、保証期間経過後は被保険者が生きている限り年金を受けることができます。しかし保障期間中に亡くなった場合は払い込んだ保険料よりも受取額が少なくなるリスクもあります。

 

10年保証期間付終身型を取り扱っている損保ジャパン日本興和ひまわり生命(長い!)を例に取ると、30歳から60歳までの払済みで、60歳年金支払開始とすると月払保険料30,000円で、年間受取額が483,960円となります。

 

一般的には終身型は期間固定型よりも保険料が高くなり、受取額も少なくなります。「期間固定型」がいいのか、「終身型」がいいのかは個人の考え方や貯蓄額によって様々です。

 

※試算は保険内容や条件によって異なるため、詳細はご自身でご確認ください。

 

個人年金保険の選び方

個人年金保険の選び方は保険の比較サイトで検索することも可能ですが、条件や内容が難しいところもあるので、お近くのFP(ファイナンシャルプランナー)に相談されてもいいでしょう。その際は、個人年金保険の基本的事項を抑えておくと、希望を伝えやすくなります。

 

関連サイト:FPに相談する(日本FP協会)